酒井春樹(SAKAI Haruki)
担当科目: 社会心理学,人間関係の心理学,心理学入門,他
専攻分野: 社会的認知と感情と行動の構造的ダイナミックス。態度の形成と変化過程。社会心理学方法論。
所属学会: アジア社会心理学会,日本心理学会,日本社会心理
学会,日本グループ・ダイナミックス学会,産業・組織心理学会,他
研究室: 7810
✿ 出身・経歴
1948 年福井県生まれ。1966 年東京大学入学。在学中,東大闘争に直面し,個人と集団のダイナミックスを心理学的に解明したいと思い,同大学大学院に進学(社会心理学専攻)。同大学院博士課程修了後,東洋大学社会学部非常勤講師などを経て,1984 年札幌大学教養部(当時)助教授。1993 年同教授。1995 年経営学部に移籍。1995 年4 月より1996 年3 月まで,プリンストン大学,メリーランド大学カレッジパーク校,カリフォルニア大学ロサンゼルス校に留学研修。✿ 著書・論文
- “Effectiveness of a typical-person heuristic for the prediction of conformity behavior.”(単著), The Sapporo University Journal, No. 34 / October 2012, pp.87–96
- 『現代心理学[理論] 事典』(共著),朝倉書店,2001,pp.524–562
- 『Cognitive Dissonance: Progress on a Pivotal Theory in Social Psychology 』(共著),アメリカ心理学会,1999,pp.267–294,他
✿ ゼミテーマ:『社会心理学を経営学に活かす:人間関係と集団行動の心理学』
◆ゼミナールの内容
このゼミでは,自分自身を含めて,どのような人が,どのような社会的状況で,どのような心理状態になり,どのような行動を示すか,それはなぜなのか,という問題を立てます。そして,この問題に対する答えを,社会心理学で見出された法則と理論を通じて学んでいきます。さらに,ゼミ参加者自身が,自分で関連するデータを集めて,実証的に研究していきます。人々の心理と行動の実証的研究法については,ゼミのなかで実習を行いますが,これを十分に理解し修得するには少し時間がかかります。したがって,自分でも学習を進めることが重要です。社会心理学を体系的に学習し人々の心理と行動を研究することは,対人コミュニケーション能力や人間関係のスキルの向上に役立ちます。社会人となった時には,集団と組織行動,流行現象などの背後にある心理を読みとることも可能になるでしょう。また,仕事やビジネスの場だけでなく,日常生活のなかでも遭遇するさまざまな心と行動の問題解決に役立つと思います。◆ゼミナール運営の考え方・方法
「勉強は厳しく勉強以外は楽しく」を基本にゼミを運営します。毎年,ゼミ合同合宿を実施しています。大学というのは,自分で自分に問題を出し,努力して解決法を見つけ出していく場だと思います。この自己学習能力が社会に出て必ず役にたちます。私は,そのプロセスを全面的に支援したいと思います。◆参考文献
- 吉森護(編著)『人間関係の心理学ハンディブック』北大路書房,1991
- 田中堅一郎(編)『産業・組織心理学エッセンシャルズ(改訂三版)』ナカニシヤ出版,2011
- 古畑和孝・岡隆(編)『社会心理学小辞典』有斐閣,2002
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